diary

とある脊損患者。両ロフストランド杖使用中。

聞いたこと。

山のてっぺんは削らずに、中腹を削って尖らせる。後は自然と日常生活で自動削合される。咬合高径をバーによる削合で変えることはしない。

最後方臼歯は注意。削っても削っても高い、ということになることがある。fのバーで1,2回削ったらあとは我慢。削り過ぎたら顎の位置を変えて適応することになるから顎関節症になる。最後方でなければ、最後方臼歯がストッパーとなる。最後方臼歯は注意。

肩こりは4が角、あとは567に従って肩を遠心へ。321は当たらないようにすると顎が後ろにいくから、凝るのは首の後ろ。あと肩甲骨の上。僧帽筋だっけ。

歯周の痛みか、歯の痛みかは患者には分からない。同じ神経が枝分かれしたものだから。う蝕があるなら歯髄炎。歯根膜腔の拡大が歯頚部付近で少しでも見られるなら咬合調整を試す価値がある。対合も作用反作用の法則で拡大している。BOPについても同様。手指を上顎の歯列頬側に当ててフレミタスを確認する。視診でも確認できる。当たっている歯を確認したら咬合調整。

ガイドは3。段々と後ろの歯が当たってグループファンクションになっていく。3が頬側低位で4のみ当たってるときつい。4の歯根の長さは普通。3みたいに強くない。1歯が本来60kg負担のところを90kg負担していた場合、60kgまで落としてはいけない。他の歯が10kgずつ負担することになるから。80kgまでで我慢したら、他の歯の負担は3kg増ほどで済む。

歯周病のTNFαはインスリンの感受性を1/5とかにする。だから糖尿病治療の前に歯周治療を行う必要がある。そうすることで初めて治療に用いるインスリンの量などを決めることができる。

噛み合わせの問題で最悪寝られなくなることもある。

患者さんが一番改善したいことは。国語力が必要。患者さんが元気でいてくれることが第一。口腔状態が良くなっても、それで食べ過ぎて糖尿病になったら結局のところ患者は元気になれていないことになる。

 

まじめに、まじめにやるくらいしか、たぶん私にできることはない。自分のことと相手のことを考えて、まじめに。たぶん国語力は少し相対的に低いのだ。少しずつ、自分のペースで。いろんな人ともっと話せるようになるといいな。